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続・Windows11が24H2にアップグレードできない→アップグレードできた

以前書いた下記の記事の続き。ようやくアップグレード完了した。

この環境はWindows7からずるずるとアップグレードしていた環境のため、かなりゴミがWindowsフォルダに残っている。そのうち、Windows11 24H2へのアップグレードを阻んでいた理由として、古いデバイスドライバが悪さをしていたと考えられる。

こちらのかたの記事も参考にしてください。同じようなことやって、解決しています。

ハードウェアを切り離していても、デバイスドライバが読み込まれてしまっており、そのデバイスドライバが阻害要因としてアップグレードの途中でエラーが発生していたようだ。コア分離の設定で、今となってはお行儀の悪いデバイスドライバを洗い出して、それを削除するということになる。今回、ばっさりと、問題のありそうな古くて未使用のデバイスドライバを削除したところ、無事に23H2から24H2へのアップグレードに成功した。

なお、この手順は、OSが正常に起動しなくなったり、エラーを出し続けたりする可能性もあるので、慎重に。真似する場合は、バックアップを取ってから、自己責任で対応してほしい。

手順としては、まずWindowsセキュリティの設定画面から、「デバイスセキュリティ」内の「コア分離」をonにする。古いデバイスドライバがあるとonにできずに、問題のあるデバイスドライバの詳細がみられるので、この詳細を見て、個別に削除していく。

まず、普通に削除してみる。これにはcmdを管理権限で起動して、以下のようなコマンドを発行する。

pnputil.exe /d oem22.inf

コア分離の問題のあるデバイスドライバの詳細に書かれているoem22.infのようなファイル名を見つけて、それを指定する。

エラーが出て削除できない場合は、

pnputil.exe /d oem22.inf /force

で強制的に削除できる。

.infの記述がないものは、通常の手順で削除できないので、以下のフォルダから手動でファイルを強制的に削除する。

C:\Windows\system32\drivers

をエクスプローラーで開き、コア分離の問題のあるデバイスドライバの詳細に書かれている該当のファイル名を探して、デリートボタン。管理権限確認のダイアログがでるので、承認して、削除。

通常の削除方法で削除できたものは、Windows11にしてから、なんらかのインストーラーによってインストールしていたデバイスドライバで、手動でむりやり削除したものは、それ以前からインストール済であった、10年も前の日付のデバイスドライバであった。どれも、未使用のデバイスドライバで、デバイス自体も接続されていないものであり、削除しても問題のないものばかりであった。

もし、コア分離のエラーとしてリストアップされているデバイスドライバが、使用中のデバイスのものであった場合は、このような対応が取れないため、手詰まりになっていたことだろう。

一通り、削除対応を行ったのち、コア分離をあらためてonにして、指示に従って再起動。正常に起動したのち、Windows11のインストールアシスタントを起動して、24H2のアップグレード処理を行う。その後、再起動を何度か挟んで、OSが起動すると、正しくWindows11 24H2の環境となった。

最後にあらためて、Windows Updateをして、最新のパッチをあて、再起動して、作業は一通り終了。これにて、今後のアップデートやOSサポートが継続して受けられる環境となった。

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